新型コロナ情報

2020年11月30日

新型コロナウイルス感染症関連の信憑性の高い情報を(少しずつですが)収集していますので、ご参照ください。

★公的機関から

●厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症 COVID-19 診療の手引き 第3版」が発表されました。
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●厚生労働省から「新型コロナウイルス感染症に関する検査について」
PCR検査、抗原検査、抗体検査についての見解です。
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●厚生労働省からも、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法についての発表がありました。
「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)」
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【参考情報3 「次亜塩素酸水」の空間噴霧について】
「次亜塩素酸水」の空間噴霧で、付着ウイルスや空気中の浮遊ウイルスを除去できるかは、メーカー等が工夫を凝らして試験をしていますが、国際的に評価方法は確立されていません。
安全面については、メーカーにおいて一定の動物実験などが行われているようです。ただ、消毒効果を有する濃度の次亜塩素酸水を吸いこむことは、推奨できません。空間噴霧は無人の時間帯に行うなど、人が吸入しないような注意が必要です。
なお、ウイルスを無毒化することを効能・効果として明示とする場合、医薬品・医薬部外品の承認が必要です。現時点で、「空間噴霧用の消毒薬」として承認が得られた次亜塩素酸水はありません。

とのことです。

●経済産業省から、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法等について発表がありました。NITEからの発表と合わせこれらが基準になると思われます。
「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤及び次亜塩素酸水を公表します(最終回)」
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「厚生労働省・消費者庁と合同で、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について取りまとめました」
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●NITE 独立行政法人製品評価技術基盤機構から、新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価の最終報告が発表されていました。
「新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について最終報告をとりまとめました。~物品への消毒に活用できます~」
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●文部科学省から、学校での新型コロナウイルス感染症対策のマニュアルが公表されていました。
「学校での学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」
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●NITE 独立行政法人製品評価技術基盤機構から、消毒方法についてのお問い合わせが更新されていました。
「NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について~よくあるお問い合わせ(令和2年6月13日版)~」
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●NITE 独立行政法人製品評価技術基盤機構から下記文書が発表されていました。
「NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について~よくあるお問い合わせ(令和2年6月4日版)~」
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●文部科学省より、学校における消毒の方法等についての業務連絡が発表されていました。次亜塩素酸水の噴霧については児童生徒のいる空間で使用しないようにとのことです。
「学校における消毒の方法等について」(PDF)
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●NITE 独立行政法人製品評価技術基盤機構から、新型コロナウイルスに対する界面活性剤の有効性についての検討結果第2弾が公表されました。
「なお、「次亜塩素酸水」については、今回の委員会では判定に至らず、引き続き検証試験を実施することとされました。」
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●経済産業省・新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会事務局から、下記ファクトシートが発表されていました。
「「次亜塩素酸水」の空間噴霧ついて(ファクトシート)」
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●NITE 独立行政法人製品評価技術基盤機構から、新型コロナウイルスに対する界面活性剤の有効性についての検討結果が公表されました。
「新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します~物品への消毒方法の選択肢が広がります~」
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●首相官邸・内閣官房サイトに、新型コロナウイルス感染症に関連した生活支援策等についてまとめたページが公開されました
「くらしとしごとの支援策」
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●厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
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●内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策サイト
人の流れや政府・自治体の取り組みについての資料など充実しています
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●新潟県、新型コロナウイルス感染症について
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●新型コロナウイルス感染症に関する帰国者・接触者相談センター
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★医師、科学者、有志らによる情報提供

●コロナウイルス飛沫感染に関する研究 New
豊橋技術科学大学からのプレスリリースです。スーパーコンピュータ富岳を用い、マスクの種類とその効果についての研究結果がまとめられています。具体的な数値も挙げられていますのでご参照ください。
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●新型コロナウイルスに対する消毒薬の効果を検証 日常生活におけるSARS-CoV-2感染予防に有用な製品を評価
北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学Ⅰ研究室戸高玲子研究員、芳賀慧特任助教、澤田成史助教、片山和彦教授は、2020年4月17日に公表したプレスリリース「医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果について」 に続き、市場に流通している医薬部外品・雑貨および医療現場で使用されている消毒剤の、新型コロナウイルス不活化検証試験を行い、その効果を調査、発表しました。
本研究成果は、医療現場及び日常生活におけるSARS-CoV-2の感染を抑え、感染制御を確実に実行する指針となることが期待できます。 本研究は、専門雑誌『感染制御と予防衛生』(メディカルレビュー社)に2020年9月1日掲載されます。
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プレスリリースについてはこちらをご覧ください
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●鍵は家庭の外にある 新型コロナの家庭内感染を防ぐには?
聖路加国際病院QIセンター感染管理室マネジャー 坂本史衣先生による解説。
「大都市圏を中心に全国で新型コロナの感染者数が増えています。東京都では、感染経路が判明している人のうち家庭内で感染した人の占める割合が約30%と最も多くなりました。今回は新型コロナの家庭内感染を防ぐにはどうすればよいのか考えてみたいと思います。なお、この記事は2020年8月19日現在までに得られている知見に基づいて執筆しています。」
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●新型コロナの感染予防、どの素材のマスクが最適? 布マスクやバンダナの効果は
日本アレルギー学会専門医・指導医、日本小児科学会指導医の堀向健太先生による解説。
「最近、さまざまなマスクを見かけるようになり、様々な布マスクも見かけるようになりました。また、街中では口周りにバンダナを巻いたり、タートルネックのセーターを引き伸ばしたような衣服で口を覆っている方も見かけます。はたしてこれらは、効果があるのでしょうか?」
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●新型コロナウイルスから社会を守る時限的な緊急プロジェクト『コロナ制圧タスクフォース』は、様々な研究分野から日本を代表する科学者が横断的に結集したものであり、科学による客観的真理を解き明かすことにより医療崩壊を防ぐことを喫緊の目標と捉え、その達成の先に、新型コロナワクチン開発を目指します。
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●新型コロナウイルス感染症に関する専門家有志の会による
「全世代のみなさまに いま、拡散してほしいこと」
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★新型コロナウイルスの感染状況

●データとグラフで見る「新型コロナウイルス」
日テレニュース24提供
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★新型コロナウイルスについての科学的知見

●PC Watchより
米Googleは17日、これまで米国向けに展開していた新型コロナウイルス(COVID-19)陽性者数や死亡者数などの予測を日本向けにも提供開始した。
「Google、日本での新型コロナ感染規模拡大を予測 ~向こう28日で感染者5万3千人、死亡者512人」
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Googleによる「COVID-19 感染予測(日本版)はこちら
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●NHK NEWS WEBより。
「マスクが抑える飛まつの量は、化学繊維や綿など素材や、形によって異なるとする研究結果をアメリカのデューク大学などの研究チームがまとめました。」
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●PC Watchより
理研、スパコン富岳で不織布や手作りマスクの飛沫の差を解析
~オフィス内、イベントホールなどでのエアロゾル感染もシミュレーション
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●テレ朝newsより。
「新型コロナウイルスの感染予防策について、理化学研究所などはスーパーコンピューター「富岳」を使ってマスクの素材や建物の構造によって飛沫(ひまつ)の広がり方がどの程度違うのかを検証し、その結果を発表しました。」
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●東大新聞から。
「新型コロナウイルスの感染拡大を予測する上で重要な数理モデル。その活用のために大学にはどのような役割が求められるのでしょうか。感染症などの数理モデルの開発・解析が専門の稲葉寿教授(東大大学院数理科学研究科)による寄稿です。」
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●配信サイトnoteに、地球全体のウイルスの動きをリアルタイムに追跡するサイト「ネクストトレイン」についての紹介記事があります。
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●オンラインマガジンミモレに掲載された病理学・ウイルス学・免疫学の専門家、峰宗太郎先生による解説です。
この時期の制限解除は正しかったのか?峰宗太郎医師がみるポストコロナの世界
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【峰宗太郎医師が解説】なぜ再感染?知っておくべきコロナの免疫と治療法 #コロナとどう暮らす
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【峰宗太郎医師が検証】新型コロナの死亡者数、日米でなぜこれほど差ができたのか
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●配信サイトnoteに投稿された東北大学教授で神経科学者大隈典子先生の考察です。
「新型コロナウイルスに対抗する生物学的「ファクターX」を考察する」
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●解明が進む新型コロナウイルスですが、ナショナルジオグラフィック日本版サイトに新型コロナウイルスがどのくらいの期間体内に残存するかについての記事が掲載されています。
「新型コロナウイルスはいつまで体内に残るのか」
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●咳などで飛び散る飛沫の飛散経路 神戸新聞NEXTより
理化学研究所計算科学研究センターのスーパーコンピュータ「富岳」を用いた咳などによる飛沫の飛散経路についての経路予測シミュレーションの一部結果が公表されました。
コロナ飛沫の飛び方は スパコン富岳の予測動画公開 理研
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●新型コロナウイルスはこうして広がっている 遺伝子技術で判明
ナショナルジオグラフィック日本版サイトから
多様な経路で世界を拡散、平均15日ごとに変異、生物兵器説や陰謀説も否定
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●新型コロナ日本感染ルーツとウイルスの種類:中国のゲノム分析から
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●コロナウイルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか 
ワシントンポスト紙による解説
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★著名人らによる論考

●現代の「知の巨人」、ユヴァル・ノア・ハラリ氏(『サピエンス全史』、『ホモ・デウス』、『21Lessons』)、“新型コロナウイルス”についてTIME誌に緊急寄稿!
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★いっしょに治療方法を探しましょう

●Mac, Windows, LinuxなどのPCのCPUやGPUの余剰パワーを使い、タンパク質のデータ解析を行う医療研究プロジェクト「Folding@home」。アプリを自宅のパソコンなどにインストールし常駐させておくだけで、データ解析に必要となる膨大な計算処理を小分けして行う「分散コンピューティング」に参加することができる。
あなたも新型コロナウイルスの治療薬開発に参加しませんか
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★そのほか

NHK NEWS WEBサイトでは、6月27日のNITEの発表を受け、新型コロナウイルスへの次亜塩素酸水の使用について報道していました。
「「次亜塩素酸水 一定濃度以上 十分な量使用で効果」経産省など」
「…人がいる場所で空間に噴霧すると、吸入してしまうおそれがあるとして、人が吸入しないよう注意を呼びかけるとともに、空気中のウイルス対策には、消毒剤の噴霧ではなく、換気が有効だとしました。」
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●JARO 日本広告審査機構から次亜塩素酸水の広告の取り扱いについて。
…次亜塩素酸水の多くが雑貨品として販売されていて、医薬品、医薬部外品のような製造許可、販売許可が必要ないところも関係し…仮に本当に効果があっても、特定の疾病や特定の菌、ウイルスへの有効性はうたうことはできません…
「消毒用アルコールの代替品として、次亜塩素酸水が出回っています。手指消毒をうたった次亜塩素酸水の広告の掲載依頼がきていますが、問題はありませんか。」
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●BBCのサイトに掲載されたアマビエさまについての記事です。
Ambie: The Japanese monster going viral
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●精神科医シロクマさんのブログシロクマの屑籠から。
〜今日、書くことはエビデンスを踏まえたものではありません。感染対策に貢献するものでもありません。私のエッセイ、いや思いつきでしかないことをあらかじめ断っておきます。〜
「新型コロナウイルスと、呪術で戦っていませんでしたか」
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(…ちょっと一息)

●医薬部外品および雑貨の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)不活化効果について
北里大学大村智記念研究所 ウイルス感染制御学研究室Ⅰ 片山和彦教授らの研究グループは市場に流通している医薬部外品・雑貨のうちエタノール、界面活性剤を有する商品が新型コロナウイルスの不活化に効果があるか検討した結果を報告しています。
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本報告に関するQ&A(わかりやすくまとめてあります)
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●次亜塩素酸水による新型コロナウイルスの不活化について
日本の研究.comより。帯広畜産大学からの報告です。
第1報
・次亜塩素酸水が短時間で強力に新型コロナウイルスを不活化することを証明しました。
・次亜塩素酸水の新型コロナウイルス不活化活性は、溶液の酸性 pH ではなく、含まれる遊離塩素濃度に依存することを明らかにしました。
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第2報
・pH4.5-6.0(FAC45-29mg/L)のEWは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化活性を示すものの、その活性はpH2.5EW(FAC64mg/L以上)よりも低いことが示されました。
・少ない液量のpH4.5-6.0(FAC45-29mg/L)のEWでは10分の反応時間でもウイルスを完全に不活化することは出来なかった一方、大量の液であれば1分の反応時間でもウイルスを検出限界以下まで不活化出来ました。
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●山形大学理学部物質生命化学科 天羽研究室の公式ページ、から
山形大学理学部理学科 天羽優子准教授による論考です。
「次亜塩素酸ナトリウム液・次亜塩素酸水を吸入してはいけない…次亜塩素酸ナトリウム液・次亜塩素酸水を噴霧するのは人体に有害。なお、次亜塩素酸水を手指消毒に使う場合は装置で作ったものを流しながら使う。アルコールのようにボトルに入れて吹き付けただけの場合の効果は未定。」
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●京都女子大名誉教授小波秀雄先生による次亜塩素酸水についての論考
「次亜塩素酸水のミスト噴霧は危険だ」
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●3Dプリンターでマスクを作る
サージカルマスク不足はまだ続いていますが、3Dプリンターを使ってマスクを作るためのデータが公開されています。ご興味のある方はどうぞ。
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(タレントの劇団ひとりさんもこのデータで作成されたようです)

●換気のすゝめ ~M5StackでCO2濃度モニタを作る~
West Gate Laboratoryさんから。
テレワークで自宅に閉じこもって仕事をしているとだんだん集中力が低下したりします。そんな時はひょっとしたら知らぬ間に室内のCO2濃度が高くなっているのかもしれません…
CO2濃度モニターの作り方の紹介。
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●京都女子大名誉教授小波秀雄先生による使い捨てサージカルマスクの再利用について
「使い捨てマスクを安全に再利用しよう」
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★報道より

●次亜塩素酸水の取り扱いについて、BuzzFeedに記事が掲載されていました。
「次亜塩素酸水の普及を目指すメーカーや大学の研究者が、次亜塩素酸水は「人体に安全」で、「新型コロナウイルスの感染予防策として役立つもの」だと主張した。一方、別の科学者や医師は「次亜塩素酸水を噴霧すべきではないし、吸入してはならない」と強調する。」
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Posted by 院長です。